沁み出すウーズリングいけるじゃん! 大型招集秘策ハンター
コボルトと秘宝の迷宮実装から1ヶ月経ち、いろいろなカードの使い方が定まってきた感覚がありますね。 特に今回の拡張は、肉食キューブや性悪な召喚師、回廊漁り蟲等といったエピックカードの活躍が目覚しいです。
弱そうだけど結構いけるんじゃないかなあ…と期待していた沁み出すウーズリングを採用したハンターでさっくりランク15に到達したので今回はそのデッキを紹介したいと思います。
しょーいんさん(@syoin1225)が紹介動画を作ってくださいました。ありがとうございます。
※2月1日: 戦績追加とカードリスト更新
はじめに: 沁み出すウーズリングの苦悩
このカード本当にどうしたらいいんだろうと思いました。 強力な断末魔をコピーさせたい=高コストな断末魔カードを入れなければいけないのでデッキが後ろに寄る=手札事故や序盤の動きが悪くなる恐れがある。
おまけに使ってみて分かったんですが、これあくまで雄叫びミニオンなので、骸後家蜘蛛のコスト低減効果は適用されないし、霊の歌い手ウンブラによる断末魔即発動もしない。そしてスタッツはサバンナ・ハイメインより低い。
何のために生まれてきたんだこいつ……せめてコストが1低いか挑発がついていれば……と、デッキ試行錯誤中に何度思ったことか。
しかしあれこれやっているうちに、いーい感じのデッキが仕上がりました。 沁み出すウーズリングの5/4というスタッツはそのままで殴ってももちろんいいし、適度に死にやすくていいじゃん?と僕の中で評価が上がってきました。
デッキレシピと戦績
よく見るカードから普段目にしないカードがまでてんこ盛りです。
僕は所持していない&魔素が足りないのですが、電撃デビルサウルスが2枚あれば、記録保管大臣と差し替えて2枚積みしてください。
※デッキリスト更新: 記録保管大臣x1→電撃デビルサウルスx1
ほとんど携帯端末でのプレイだったため戦績は残っていませんが、ランク20から15まで、基本的に素直に上がりました。相手は基本的にラザカスプリーストやコントロールウォーロック、時々ハンターです。 マーロックパラディンは対処しきれず苦手です。
※戦績を追加しました。 ランク17-10までの戦績です。 展開が速く有徳の守護者でこちらの大型をブロックすることもできる各種パラディンはやりづらい相手です。 また、ラザカスプリーストは決して悪くない相手ですが、手札事故気味な時に沁み出すウーズリングを沈黙されると辛くなります。 ウォーロックに対してはとにかくスペルブレイカーを縫い目の追跡者で増やす戦いです。
デッキ解説
後半息切れしがちな秘策ハンターに、招集と断末魔を用いた大型ミニオンの連続召喚ギミックを加えたものです。 特に死にまねが強力で、1マナで8マナ以上の大型ミニオンを召喚するカードとして機能することになります。
序盤は秘策ハンターとして相手の顔を削りつつ、縫い目の追跡者で今後必要になりそうなカードを拾っておきます。
中盤からは沁み出すウーズリング、シルバーヴァンガード、キャスリーナ・ウィンターウィスプといった招集断末魔カードと死にまねを用いて高コストカードを一気に召喚し押し勝ちます。
大型挑発である巨大マストドンとリッチキングで相手の小粒なミニオンは全て塞いでしまい、こちらはスペルブレイカーで相手の挑発を無効化しつつ、あらかじめ削っておいた相手のライフをイーグルホーン・ボウや電撃デビルサウルスなどでドカドカ殴りぬけることができます。
全体的にコントロール寄りな環境、特にウォーロックにはヴォイドロードをはじめとした厄介な効果ミニオンが多く、より確実に相手を殴るためにスペルブレイカーを2枚積みしています。
デッキコード
AAECAR8IuwWuBoAHws4C49IChtMC5+ECtuoCC4cEyQTyBf4MxLQCmsICxsICnM0C080C39IC7eoCAA==
カード解説
覆面の女ハンター
入れるか抜くかちょっと迷ったんですが、実際に使うと必要なカードでした。
3/3/4という死ににくく悪くない攻撃力を兼ね備えたスタッツが何よりも優秀です。 秘策のゼロコスト化は、キリン・トアのメイジと同じく、雄叫びのようなものだと思っていいです。 無理に生き残らせることを考えず、中盤以降は相応のカードたちにバトンタッチしましょう。
秘策:ワンダリングモンスター
実装前はいろいろ言われてたけれど、今では序盤を支えるいい秘策ですね。
秘策:爆発の罠
数は少ないですがアグロ対策には必須です。 それ以外相手にも、死線の追跡者レクサーの全体2ダメージと合わせて盤面をきれいにしたりとそこそこ活躍します。
秘策:凍結の罠
コントロールデッキが多い環境のため輝く秘策です。ビッグプリーストの黒曜石の像にはコスト11になって二度と手札から出てこられなくなってもらいたいですね!
ウォーロックはマナアリの髑髏で手札から召喚できるので注意が必要です。
秘策:狙撃
アグロデッキが減った中、中盤からの相手の展開をつまづかせる秘策です。 5ターン以降のウォーロックはコンボ寄りに動くので、特にそこに効きます。
一度狙撃が発動すると、以降秘策に対する相手の展開がぎこちなくなるのがよく分かると思います。
非採用カード:帽子から猫
強力な秘策ですが、早期から相手の顔を詰めて決着を狙うタイプのデッキではないので不採用です。
特に最近のコントロール系のプリーストやウォーロックは細かいスペルと全体除去が多く、かなり容易にこの秘策のケアをしてきます。 そんなわけで環境的にあまり合っていないかなと。
エメラルドの呪文石
強力ですが、コントロールが多く全体除去が豊富な環境で、それにハンターが秘策使ってきた時点で5ターン目のこれを警戒しないプレイヤーはいません。
試合中盤以降は断末魔招集にバトンタッチするので2枚はいらない印象です。
縫い目の追跡者
コントロールというか、ハンターが小細工を利かせる上での必須カードだと思っています。
特にこのデッキにおいては、デッキからカードを直接召喚する招集を核にしているので、デッキのカードを減らさずに手札を増やせるのはとてもありがたいです。
招集カードが手札になければ沁み出すウーズリング、相手も挑発など効果ミニオンを使ってくるならスペルブレイカー、ゴリ押し要員の電撃デビルサウルスといった具合に必要なカードを拾ってこれます。
非採用カード:追跡術
このデッキでは高コストカードをいずれも招集で引っこ抜いてくる必要がある上、枚数が多くないため、デッキを削るこのカードは相性が極めて悪いです。
死にまね
たったの1マナで8マナ以上の大型ミニオンを召喚するカードです。 弱いわけがありませんね。
ただし、高コストミニオンもそんなに枚数がないので、デッキの残りミニオンには注意して使ってください。
非採用カード:テラースケイルの追跡者
死にまねもテラースケイルも、基本的に断末魔ミニオンが盤面にないと意味のないカードです。つまり、それまでは手札の中で腐り続けるわけです。
しかも、断末魔カードがいずれも高コストで、例えばキャスリーナ・ウィンターウィスプは8マナのため、テラースケイルの追跡者との同時使用はできません。 その為非採用です。
沁み出すウーズリング
コピーする断末魔はコスト8のミニオンを招集するシルバーヴァンガードか、獣を招集するキャスリーナ・ウィンターウィスプのどちらか。
コスト8のミニオンはリッチキング、電撃デビルサウルス、キャスリーナ・ウィンターウィスプ自身、あと記録保管大臣。
獣ミニオンは電撃デビルサウルス、巨大マストドン、あとツンドラサイです。
ツンドラサイは単体で招集されてくると強くないので、キャスリーナの獣招集をコピーしたときはなるべく死にまね+自殺の1ターン2体同時招集するようにしたいです。
シルバー・ヴァンガード
このターンのテンポを犠牲に、次ターンに相手のキャパシティを超える展開を可能にするカード。 こいつ自身は3/3と強くないので、沁み出すウーズリングで断末魔コピーするのが理想です。
キャスリーナ・ウィンターウィスプ
言わずもがな、大型の獣ミニオンを2体もデッキから引っこ抜いて召喚してくれる有能レジェンド。 シルバー・ヴァンガードから招集されてきた場合も、断末魔で仕事ができます。 本体も6/6なので相手の顔を殴るのに嬉しいです。
電撃デビルサウルス
招集されればデメリット雄叫びが無効化され、相手の顔面を即座に殴れます。
7/7のため相手のリッチキングを抜けない、ガーディアン・メディヴと相打ちしてしまうのですが、それでも突撃ミニオンとしては破格のスタッツです。
8コストかつ獣のため、シルバー・ヴァンガードとキャスリーナ・ウィンターウィスプのどちらからでも招集されます。
補欠カード:記録保管大臣
電撃デビルサウルスを2枚所持していないため、代わりに導入しました。※電撃デビルサウルスが2枚そろったため抜きました
終盤、手札に引いてしまった大型を使うと細かい動きができませんが、こいつはオート秘策発生装置となって、ランダムなものの細かい動きを補い、相手の動きを制限させることができます。
相手からしたら、プレイヤーの意図が介在せず完全にランダムに張られる秘策は対処が難しいため、非常に嫌がられます。
リッチキング
シルバー・ヴァンガードから出せる大型挑発で、言わずもがな強力スタッツ+カードをくれます。
巨大マストドン
キャスリーナから出せる大型挑発です。 相手の足を止めつつ、こいつで殴っても痛い。 殺しの命令がなくても勝てるのは大体こいつのおかげです。
ただし9マナであり、ヒーローパワーと併用できないので、手札に引いてしまった場合少し困ることになります。 基本的にその場合、なるべく早く召喚してしまった方が後々より良くなります。
ツンドラサイ
1枚入れておくと招集から突然出てきてバーストダメージ要員になります。 主に巨大マストドンが突撃します。
コントロールデッキが多く全体除去が豊富な環境なので、エメラルドの呪文石を2枚積むよりツンドラサイ1枚入りの方が活躍する印象です。
プレイイング
基本的に標準的な秘策ハンターとして動き、サバンナ・ハイメインの代わりに沁み出すウーズリングを置くことになります。
なるべくマナカーブ通りに動くこと、断末魔カードを置くかその他に迷ったら断末魔カードを置いたほうが基本的にいい事さえ頭に入れておけばいいと思います。
マリガン
必ずキープ: 覆面の女ハンター、ワンダリングモンスター
覆面の女ハンターがある: その他の秘策
覆面の女ハンターと秘策1枚以上がある、もしくは後攻でコインがある: イーグルホーン・ボウ、縫い目の追跡者
覆面の女ハンターがあり、かつ後攻でコインがある: 沁み出すウーズリング
秘策が1枚以上ある: エメラルドの呪文石
相手がメイジかハンター: 照明弾
相手がハンター、パラディン、ウォリアー、ドルイドのいずれか: 爆発の罠
こちらは秘策でほぼ無傷、しかも大型ミニオンの群れ。 これが楽しい。