ハースストーンで狩りの時間だ!

デッキ紹介したりとかちょっとした考察コラムとか。 主にゴールド~ダイヤモンド10ぐらいの人向け

荒野の呼び声が聞こえるか コントロールハンター

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  お久しぶりです。 レジェンドカードなんて早々ダブらねえだろ!とウンゴロ50パック開けて見事にダブりました。(挨拶)

 おかげで魔素が大分溜まったのでエピックやらレジェンドやらクラフトして、新環境に備えてコントロールハンターの練習をしていました。

 

 

 

デッキレシピ

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デッキコード: AAECAR8GigOAB8UIobcCisMClsMCDIoBqAK1A+sH2wntCf4Mx64CubQC7LsC5MICicMCAA==

 

 元にしたのはTansokuさんのコントロールメディヴハンターです。

  動画内のリストから飢えたカニ照明弾を1枚づつ減らし、ネズミ軍団沼の王ドレッドを足したものです。

 

 

概要

 2ターン目から動き出す、大海賊時代以前の旧き良きハースストーンを思い出すハンターですね。

 

 コントロールハンターと名乗ってますが、除去除去と変にこだわらず、ミニオンによって盤面を維持しつつ終盤につなげていくという、従来のハンターとほとんど変わらない動きをしていきます。 フィニッシュ位置が少し後ろにずれたハンターですね。

 

 標準的なミッドレンジハンターがツンドラサイサバンナ・ハイメインを最終兵器に7~8ターンでの決着に見込んでいるのに対し、こちらは終盤、荒野の呼び声を中核に9~11ターンほどでの決着を想定しています。

 6ターン目からのサバンナ・ハイメイン沼の王ドレッドガーディアン・メディヴ荒野の呼び声と動ければ理想的です。 獣の相棒全員に加えて9マナミニオンが同時召喚!

 

 

マッチアップ相性

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せっかくの紹介なのに、勝率が50%を切ってしまった悲しみ。

 

アグロドルイド:微有利 終末預言者猟犬を放て!などで相手を除去し、こちらの大型が出せるまで耐えられれば勝ち。

翡翠ドルイド:非常に有利 挑発を呪文で効率よく除去しつつ、相手の動きが遅いうちにある程度ダメージを与えておき、荒野の呼び声でフィニッシュ。

 

トークンシャーマン:微不利 6ターン目のドッペル進化コンボや早い段階での血の乾きに押し切られず、終盤まで持ちこめられれば有利です。

 

ミッドレンジハンター:微不利~五分 「イーグルホーン・ボウでどのミニオンを殴っても痛い」マッチです。 最初の何試合か、後手に回ったら取り返せないってのに気付かずプレイしてたのが戦績に響いてます。

 

ミラクルプリースト:微有利 相手のキーとなるミニオンを呪文で除去しやすいので。

ドラゴンプリースト:微不利 ミニオンのスタッツの高さと手札の潤沢さでパワー負けしがち。 上級回復ポーションみたいな不意の回復があるのでフィニッシュを決めにくいのもやっかいです。

 

海賊ウォリアー:不利 相手のミニオンを除去しても、武器が飛んでくるため。 挑発が欲しくなるマッチアップ。

エストウォリアー(コントロールウォリアー):五分 挑発を抜いてバーストダメージを決められるかどうか。 メディヴからの呪文が輝くマッチ。

 

メイジ全般:五分 呪文が多いぶん、いかに呪文相殺をかわすかが勝利の分かれ目。

 

 ちなみにv1.1→v1.2の変更点なんですが、ここで照明弾2枚積みから1枚を猟犬使いに差し替えた(猟犬使い2枚積みにした)んですよね。 照明弾で少しでもデッキサイクルを回してたのが良かったんでしょうか。

 

カード解説

コンゴウインコ

 盤面に1/1を置きつつ手札を補充してくれるカード。基本的にマリガンでは返して、トルヴィア番兵でデッキから直接引っこ抜いて使います。

 

ゴラッカクローラー

 このカードなしに海賊ウォリアーに対抗するのは至難です。 ドルイドとシャーマンのトークンデッキにもブラッドセイルの海賊が漏れなく採用されているので、イーグルホーン・ボウを握るときに保険に持っていたいですね。

 猟犬使いでバフすると攻撃力4になってプリーストの密言スペルの対象外になるのも便利。

 

終末預言者

 最近になって2枚セットが手に入り、今回初めて使っているんですが便利ですね。

 盤面リセット+ドルイド野生の繁茂みたいな使い心地です。 結構簡単に死ぬので、2ターン目3ターン目にさっさと出してしまいたいですね。 盤面がどうしても不利になってしまったとき、断末魔ミニオンと一緒にこいつを投げることがたまーにありました。

 新拡張で良い感じの全体除去が追加されたら差し替えたいところですね。

 

照明弾

 後半のバリューが結構高いデッキなので、中盤あたりにヒーローパワーの変わりに打ち上げておく事が多いカード。 2枚入れているとメイジに対して非常に強力かつプレイが安定するのですが、肝心のメイジがやたら少なくなったので1枚差しに。

 好みで追跡術に差し替えてもいいですが、1マナカードをコンゴウインコ2枚のみに絞っているためミッドレンジハンターに比べ手札はかなり余裕があることと、ヒーローパワー1回分のダメージを犠牲にしても、後半のバリューが高いデッキなので容易に取り返せるため、このカードで良いと判断しました。

 

イーグルホーン・ボウ

 手ごろな除去が存在しないので入れているカード。 カードプールがさほど多くないウンゴロ環境だとほぼ必須ですね。

 

殺しの命令

 標準的なハンターではフェイスに撃ってバーストダメージでトドメをさすのに使いますが、後半のバリューが高いこのデッキでは、積極的に盤面維持に使って問題ありません。

 

猟犬使い

 貴重な挑発要員。

 

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トルヴィア番兵

 デッキからコンゴウインコを引っこ抜いて、毎ターンのドローをよりバリューのあるものにするカード。

 ハンターといえば5マナにはツンドラサイを入れたくなりますが、皆 警戒しているので何のかんので除去されてしまう事が多いですよね。 ミニオンでトレードしてきた場合も、攻撃力2なので相手のミニオンに損害なくトレードされてしまうことも多いのです。

 このカードはツンドラサイと違って、攻撃力3なのが使い勝手がいいところです。 それに相手は獣ミニオンを優先的に除去してくるので、こいつは大抵生き残って便利に立ち回ってくれます。

 

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爆発の一矢

 個人的にハンターの除去に入れたいカードNo.1。 ミッドレンジハンターにもツンドラサイ巣作りロック鳥を入れないならこれを一枚入れておきたいぐらいです。

 トークンシャーマンの地底よりのものや、翡翠ドルイド大地のウロコで5/5になったガジェッツァンの競売人を含め、大抵のミニオンに即時対応できるのが強みです。 特にトークンシャーマンは体力2のミニオンが多いため、両側ダメージが効果的です。

 このデッキでは断末魔ミニオンが多めのため、生き残った両側のミニオンに対して有利トレードもしやすいです。

 

 

沼の王ドレッド

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 7マナにして9マナ相当の9/9というスタッツ。 発表当初いろいろ言われていた猛毒ミニオンもまず見ませんし、蛙や羊にされない限り仕事をすることが保障されているカード。

 誰しも出した瞬間殺されると分かってミニオンを出したい人はいないので、盤面のミニオンやら呪文カードやらを使って、結局相手の盤面が綺麗になることが多いです。

 それに何よりも、こいつを7ターン目に出すと、相手8ターン目の始祖ドレイクを即殺する強力なカウンターになります。 これが何よりもデカい強みです。

 

ガーディアン・メディヴ

 7/7という無視できないミニオンを置きつつ、ハンターの後半に足りないカードバリューを引き上げるカード。 荒野の呼び声を使った場合、挑発持ちが出る可能性もあります(オズラック5/5、巨大マストドン6/10、這い寄るものソゴス5/9)。 基本的に大型ミニオンが出るので有利になりますが、ノッゲンフォッガー市長(あらゆる行動対象がランダム)だけはリスクとなり得ます。

 

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荒野の呼び声

 クラフトしました。 いやこれ今までクラフトしなかったのが勿体無いレベルで強いですね。 荒野の呼び声なしにはコントロールハンターは成立しないレベルです。 ゴールデンカードにしたいくらい好き。

 何よりも、使ったターンに5点ダメージを出せるのが偉い。 5/4の挑発が出るのも偉い。

 レオックによる攻撃+1オーラが確定しているので、場にミニオンが2体以上いればバーストダメージを望めるのも大きな強みです。

 

 

 

デッキカスタマイズ案

追跡術

 照明弾の代わり、お好みで。

 

放電レイザーモー

 低コストの獣ミニオンが少なく、特に序盤の1マナ獣→2ターン目レイザーモーという動きを完全に放棄したデッキなので不採用です。

 

ツンドラサイ

 ミニオンの数を減らし、呪文による除去で盤面を維持しつつ殴っていくデッキのため、従来のミッドレンジハンターよりツンドラサイの突撃付与の価値は落ちます。 断末魔ミニオンが多いので小回りの聞く動きはできるようになりますが、ミニオンの少なさ故に、こちらから積極的に断末魔を発動させるプレイはしたくないですね。

 

巣作りロック鳥

 トルヴィア番兵と同じマナで、攻撃力が1高い4/7なのでプリーストにも強いですね。

 ドロー能力が若干低下する分、コンゴウインコ追跡術に差し替えてもいいかもしれません。

 

ヴォルカノザウルス

 沼の王ドレッドに代わって7マナの隙間隙間埋めに。 適応二回は柔軟性が高くてとても扱いやすいミニオンです。

 

キュレーター始祖ドレイク

 沼の王ドレッドの代わり、防御&ドロー優先のあなたに。

 アジュア・ドレイクがスタンダード落ちした現状、単体で機能するドラゴンとして始祖ドレイクメディヴと差し替えて採用してもいいかもしれません。 始祖ドレイクを採用する場合、雄叫びでこちらのミニオンにもダメージを与えるので、荒野の呼び声殺しの命令のような即時ダメージの出る呪文を握っておきたいですね。

 

 

マリガン

 共通キープ: 終末預言者やさしいおばあちゃんグロッカクローラー

 トークン系が相手の場合: +猟犬を放て!(優先度低)

 シャーマン、プリーストが相手の場合: +イーグルホーン・ボウ

 メイジが相手の場合: +イーグルホーン・ボウ照明弾

 ハンターが相手かつ先行の場合: +コンゴウインコ

 

 

プレイイング

 

 コントロールと名乗っていますが、ハンターである以上ミニオン主体であることには変わりありませんので、常に盤面の維持に傾注します。 後半、サバンナ・ハイメイン以降にもバリューの高いカードが豊富にあるため、ミッドレンジハンターのような、フェイスへの切り替えはほとんどありません。 盤面の維持を続け、荒野の呼び声によるハファーの5点突撃+盤面ミニオンへのレオックの強化オーラによるフィニッシュを目指します。

 

 終末預言者が手札にある場合、2・3ターン目にさっさとプレイして、自分のターン綺麗になった盤面にミニオンを展開していきます。

 少し欲張って2ターン目ヒーローパワー→3ターン目終末預言者でも構いませんが、ハンターが相手の場合レイザーモーによる猛毒や攻撃力+3、場合によっては殺しの命令必殺の一矢が飛んでくることがあるのでお奨めしません。 ハンター相手に終末預言者を対処されてしまった場合、後手後手に回ることになり、切り返すのはまず不可能です

 中盤以降に終末預言者を引いた場合、その試合内で使うことはありません。 よっぽど盤面が厳しい、かつ再展開に適した手札がそろっている場合にのみ、使うことがあるかもしれないという程度です。

 ミッドレンジハンターに比べミニオンが少ないため、呪文は盤面の維持のために使用します。 殺しの命令も相手ミニオンに向かって積極的に使用します。 荒野の呼び声の攻撃強化オーラを活かすため、盤面にミニオンを展開していることが極めて重要です。

 

 

おわりに

 コントロールハンターを使った後にミッドレンジハンターを触ると、確かに展開は速いんだけれど手札がものすごい勢いで減っていって胃がキリキリしそうでした。

 潤沢な手札で高いバリューのカードを使う快感……。

 

 現状、勝率が50%切っちゃってしまっているので、新環境で欠点を補ういいカードが出てくれないかと楽しみです。

 

おまけ 

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荒野の呼び声を使ったらキングクラッシュが出てきて突撃フィニッシュしたでござるの巻