フェイスハンターのあれこれと、環境と
激闘!ドラゴン大決戦 実装直前にフェイスハンターを組みましたが、実際にフェイスハンターが環境に現れるとは思っていませんでした。
フェイスハンターが勝てるかどうかは環境次第
現環境は急襲やガラクロンド祈願によって かつてないほど除去が激しく、ミニオンを置いて殴るという従来のハンターのスタイルは全く通用しません。
今拡張はパワーカードが大盤振る舞いで、中盤以降確実に押し切られるというのもありますね。
そこで、盤面に見切りをつけて、相手のデッキがパワーを発揮できない早期段階で決着をつけるというコンセプトにしたのが、ご存じフェイスハンターです。
盤面への干渉が苦手な代わり、顔面ダメージを継続的に与えられるというハンターの特徴をさらに尖らせているため、クラス(デッキ)の相性差が余計に激しくなっています。
簡単に言い直すと、勝てるかどうかは流行次第です。
フェイスハンターはいかにマナを効率よくダメージに変換できるかというデッキなので、ヒーローパワーで無限に回復や装甲を積めるプリーストとウォリアーはほぼどうしようもないです。あとトレントドルイドも。 こいつらが増えたらさっさとカジュアルにひっこみましょう。
ランクと環境
最近の公式見解で、ランク帯によって流行のデッキが異なることが述べられています。(日本語訳:BeerBrick Hearthstone)
フェイスハンターはランク10以下では強いし多いけど、ランク10以上では弱いよと。
それから、ランクあたりの人口割合も発表されました。
Rank distribution for the end of November 2019. Data displays a players highest attained rank during the season. Must have played a game to be counted. A little different than data we posted in 2014, I imagine rank floors made the biggest difference.https://t.co/ToLedraTXr pic.twitter.com/jfQN6iwKiu
— August Dean Ayala (@IksarHS) 2020年1月3日
ランク5以上の人口はわずか6%強。 ランク10まで含めてもプレイ人口の20%にもならないんですね。
僕は大体ランク10~5をうろついているので、この20%もない「狭い環境」を見てるんですね。 はー なるほど。
この辺りでプレイしているとフェイスハンターにそんなに多くは会いませんし、ランクが上がるほど苦手デッキの割合が増えていくのがよくわかります。
これは今月のランク戦対戦相手(ランク10~5)をグラフにしたものです。
ローグはいつでもいますし、ガラクロンド系のバランス調整が入って以降はウォーロックが急増してますね。 特に一番苦手な印象のあったウォリアーは割合でみると かなり減ったんですね。
ドラゴンフェイスハンターのすすめ
僕がここしばらく握ってるのはフェイスハンターの亜種、ドラゴンフェイスハンターです。
調子がいい時の勝率で載せてますが正直安定はしません。 フェイスハンターと同じく環境で大きく左右されるからですね。
フェイスハンターとの大きな違いは、武器をストームハンマーに持ち替えていることです。
フェイスハンターを使っているとき、秘策が手札にきて、かつての海賊パッチーズのような残念さを感じませんでしたか? そう、ハンターの秘策ってそんなに強くないんですよね。
ストームハンマーは秘策の枚数をへらせ、ミニオンを置きながら確実に殴り続けられるので安定度が違います。
ミニオンを置きながら、というのが特徴でもあり、従来のミッドレンジハンターにも似た、ハイブリッドハンターの様相を呈しています。
ドラゴン軸のみだとミニオン以外の打点をストームハンマーに依存してしまうので、三匹がキルやライフドリンカー+殺しの命令で補い、結果フェイスハンター寄りの構成に落ち着いています。
純ドラゴンハンターは厳しいです。 急襲とウォリアーの祈願さえなければ行けるんですが。
カスタマイズの広さ
また、ドラゴンフェイスハンターは必須枠22枚程度で、自由枠が8枚と大きいのが特徴です。
残りの8枚は環境に合わせて埋めていくのですが、8枚も変えるとなると「デッキの軸」そのものが変わってしまうのでなかなか難しいところです。
例として、
アグロ/断末魔軸:爆熱バトルメイジ、レプラノーム、コボルトのサンドトルーパー
トークン軸(ウォリアー、ズー対策):ナイフジャグラー、ヘビの罠、猟犬を放て!、その他1マナミニオン
呪文軸:魔力の一矢、連射、強仙師、(盤面を捨てる補助として)ミスディレクション
ドラゴン軸:スケイルライダー、躱し身のフェイウィング
さらにこれらに補助として、
獣の相棒…獣の枚数確保やトークン強化(レオックの攻撃力+1オーラ)
コバルト・スペルキン…ドラゴンの枚数確保や魔力の一矢・連射を期待(ただし外れ呪文が多い)
ジリアックス…ミラーマッチ向け、悪夢の融合体ともシナジー
リロイ・ジェンキンス…直接打点、1/1ドラゴンでプリーストの復活阻害にも
イーグルホーン・ボウと秘策何枚か…ストームハンマー引けない対策に。
といった具合です。
勝ち続けたければ環境に合わせて自由枠をいじり続ける必要があります。 ここが本当に難しい。
ドラゴンハンター的注目ドラゴン
フェアリードラゴン
最強のドラゴンカード。
爆熱バトルメイジを除き、攻撃力2の1マナミニオンは環境に存在しません。 フェアリードラゴンは呪文でもヒーローパワーでも狙えないので、最序盤で確実に打点になります。
躱し身のフェイウィング
呪文で狙えないので急増中のウォーロックの軽量4点ダメージ呪文に強い。
体力4なのでウォリアーの祈願一発で死なない。
ただコスト4と重いのであまり採用しない。
悪夢の融合体
蝕竜の息吹も殺しの命令もストームハンマーもこれ一枚。 キープしてよし、出してよし。 潤滑油すぎる。
おわりに
ドラゴン年の拡張はドラゴン大決戦でおしまいと思いきや、ソロアドベンチャーでカード追加カードのお知らせがきましたね。
今のところ、祈願での強化ヒーローパワーと雄叫び効果のあるガラクロンド側が環境で優勢ですが、追加カードでは探検同盟側にもヒーローカードが配られそうなので、盛り返しに期待です。